きつねのぱーてぃー(ふっくす うんと ふぇるてぃぐ) キツネのパーティー(Fuchs & Fertig)
2~5人用の記憶力と度胸が試されるファミリーゲーム
概要
キツネのパーティー(Fuchs & Fertig)は、2011年にドイツのZoch Verlagより発売されたカードゲームである。
ゲームデザインはBernhard Weberが担当し、日本では株式会社ヘムズユニバーサルゲームズから「キツネのパーティー」のタイトルで販売された。
プレイ人数は2~5人、プレイ時間は約20~30分で、子どもから大人まで楽しめる記憶力と度胸が試されるファミリーゲームである。
ゲームの基本ルールは非常にシンプルで、「次にめくるカードは今より大きいか、小さいか」を予想しながらカードをめくっていくハイ&ロー形式となっている。
しかし、一度公開されたカードは山札の順番を変えずに戻されるため、カードの並び順を覚えることが勝利への鍵となる。
運だけでなく記憶力や判断力も重要となる、奥深い作品である。
販売元
海外版
・Zoch Verlag
日本版
・ヘムズユニバーサルゲームズ
制作者
ゲームデザイン
・Bernhard Weber
発売年
2011年
プレイ人数
2~5人
プレイ時間目安
約20~30分
ゲームストーリー
森ではキツネが開く楽しいパーティーが始まろうとしている。
会場へ向かう途中には、アリやカタツムリ、カエル、ハリネズミ、シカ、クマなど、さまざまな森の動物たちが集まっている。
プレイヤーは動物たちを順番に見つけながらパーティー会場を目指す。しかし、先を急ぎすぎると予想が外れてしまい、せっかく進んだ分が無駄になってしまう。
どこまで挑戦するか、いつ手を止めるかを見極めながら、森で一番早くパーティーへたどり着くことを目指す。
遊び方
各プレイヤーは自分専用の山札を持ってゲームを開始する。
手番では山札の一番上からカードを1枚公開し、続けて「次のカードは今のカードより大きい」または「小さい」と予想してカードをめくっていく。
予想が当たればそのまま続けて挑戦でき、何枚でも連続してカードを公開することができる。
しかし、予想を外した時点で手番は終了となる。
このとき公開したカードは捨て札にはならず、公開した順番を変えずに山札の一番下へ戻すことが本作最大の特徴である。
つまり、一度見たカードは再び同じ順番で巡ってくるため、
・どの動物がどの位置にあるか
・高い数字と低い数字の並び
・あと何枚で目的のカードが来るか
を覚えておくことで、次回以降の手番を有利に進められる。
一方で、欲張って挑戦を続けると失敗する危険も高くなるため、
「ここで止めて得点を確保するか」
「さらに挑戦して一気に進むか」
というチキンレースのような判断も重要となる。
ルールは非常に簡単でありながら、記憶力・確率・度胸が絶妙に組み合わさったゲームとなっている。
キツネとの関係性
本作ではキツネがタイトルにもなっており、森で開かれるパーティーの中心的存在として描かれている。
カードにはキツネをはじめ、アリ、カタツムリ、カエル、ハリネズミ、シカ、クマなど、森で暮らす動物たちがかわいらしいイラストで描かれている。
キツネは昔話では狡猾な存在として描かれることが多いが、本作では森の仲間たちと一緒に楽しむ親しみやすいキャラクターとなっている。
また、本作ではカードの順番を覚えることが重要となるため、「記憶力」と「先を読む力」が求められる。この要素は、知恵者として語られるキツネのイメージとも重なっており、ゲーム全体のテーマにも自然に溶け込んでいる。
ゲームそのものは教育的な側面も強く、小さな子どもでも遊びながら記憶力や集中力を鍛えられる作品となっている。