あしやどうまんおおうちかがみ 芦屋道満大内鑑

江戸時代に成立した浄瑠璃・歌舞伎の演目である。陰陽師・安倍晴明と芦屋道満の対立を描いた作品であり、葛の葉狐伝説を題材としていることでも知られる。

『芦屋道満大内鑑』は、1734年に初演された人形浄瑠璃であり、その後歌舞伎としても広く上演されるようになった。

物語では、平安時代の陰陽師・安倍晴明の出生にまつわる葛の葉伝説が描かれる。白狐である葛の葉が人間の女性に姿を変え、安倍保名と夫婦となり、後に晴明を産むという物語が有名である。

作品では、晴明の宿敵として知られる芦屋道満との対立も描かれ、陰陽道や妖狐伝説、親子の情愛などが織り交ぜられている。

現在でも歌舞伎や文楽の代表的な演目の一つとして親しまれている。

本作で特に有名なのが、葛の葉が正体を明かして去る場面で残す歌である。

「恋しくば 尋ね来てみよ 和泉なる 信太の森の うらみ葛の葉」

この場面は歌舞伎・文楽を代表する名場面として知られている。

「芦屋道満」は陰陽師の名、「大内鑑」は宮中や朝廷を舞台とした物語を意味する。

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