つりぎつね 釣狐
狂言の代表的な演目の一つである。人間に化けた狐が猟師と知恵比べを繰り広げる物語であり、狐の俊敏さや警戒心を巧みに表現した作品として知られている。
釣狐は、日本の伝統芸能である狂言の演目である。
物語では、多くの狐を捕らえてきた猟師が、新たな方法として餌を仕掛けて狐をおびき寄せようとする。
一方、狐は人間へ姿を変え、猟師の様子を探ろうとするが、最終的には餌の誘惑に負けてしまう。
作品では、狐らしい軽やかな動きや慎重な仕草が重要な見どころとなっており、高度な身体表現が求められることから、狂言師にとっても難易度の高い演目として知られている。
現在でも狂言を代表する人気演目として数多く上演されている。
釣狐は、狐の四足歩行を思わせる姿勢や鋭い動き、餌への警戒と誘惑の間で揺れ動く繊細な演技が求められるため、狂言の中でも特に高度な技術を必要とする演目とされている。
そのため、一人前の狂言師になるための重要な節目として演じられることも多く、「狂言師の登竜門」とも称される名作である。