かすかでぃあ じゅにあ CASCADIA Junior
2~4人用のタイル配置型ボードゲーム
概要
Fertessa Allyse氏とRandy Flynn氏がゲームデザインを手掛けた、タイル配置型ボードゲームである。
2025年に発売され、日本語版はケンビルより販売されている。
プレイ人数は2~4人、プレイ時間は約15~30分、対象年齢は6歳以上で、名作ボードゲーム『CASCADIA』を子ども向けに遊びやすくアレンジした作品である。
本作では、北アメリカ北西部「カスカディア」の豊かな自然を舞台に、生息地タイルをつなげながら動物たちが暮らしやすい環境を作っていく。
基本コンセプトは原作と共通しているが、複雑な得点計算を大幅に簡略化し、動物アイコンや地形を3つそろえるだけで得点トークンを獲得できるようになっている。
さらに、本作だけの新要素として「風景ボード」が追加されており、獲得した動物や地形の観察トークンを配置することで、自分だけのカスカディアの風景を完成させられる。
子どもでも遊びやすいルールでありながら、パズルゲームとしての楽しさはしっかりと受け継がれている作品である。
販売元
・Flatout Games
・AEG(Alderac Entertainment Group)
日本語版
・ケンビル
制作者
ゲームデザイン
・Fertessa Allyse
・Randy Flynn
イラスト
・Beth Sobel
発売年
2025年(日本語版)
プレイ人数
2~4人
プレイ時間目安
約15~30分
ゲームストーリー
雄大な山々、広大な草原、深い森、川、湿地。
豊かな自然が広がるカスカディアでは、多くの動物たちがそれぞれに適した場所で暮らしている。
プレイヤーは自然観察家となり、生息地を広げながら、クマやヘラジカ、サケ、タカ、そしてキツネたちが安心して暮らせる環境を作り上げていく。
さまざまな動物を観察し、美しい風景を完成させながら、誰よりも豊かな自然を育てることが目的である。
遊び方
各プレイヤーは自分専用の風景ボードを受け取り、公開されている生息地タイルから1枚を選んで、自分のエリアへ配置する。
タイルはドミノ状になっており、2種類の地形が描かれている。
配置によって、
・同じ動物アイコンを3つつなげる
・同じ地形を3マス以上つなげる
ことができれば、それぞれ対応する観察トークンを獲得する。
獲得したトークンは風景ボードへ配置していき、自分だけの自然風景を完成させる。
ゲーム終了後、観察トークンを裏返すと、裏面には1個または2個の松ぼっくりが描かれている。
最も多くの松ぼっくりを集めたプレイヤーが勝利となる。
また、上級ルールでは動物カードを使用し、特定の形で動物アイコンを並べることで追加得点を獲得できるため、成長に合わせて長く遊べる内容となっている。
キツネとの関係性
本作では、キツネは5種類の野生動物のうちの1種として登場する。
原作『CASCADIA』では、キツネは周囲に異なる種類の動物がいるほど高得点となる特殊な得点条件を持っていた。
一方、本作では子ども向けにルールが整理され、キツネを含むすべての動物は「同じアイコンを3つつなげる」という分かりやすい条件へ統一されている。
それでも、美しく描かれたキツネのイラストは健在であり、カスカディアの自然を代表する動物の一種として登場する。
実際のカスカディア地方にもアカギツネが生息しており、本作でも他の野生動物たちとともに自然豊かな生態系を彩る存在として描かれている。
キツネを主役にしたゲームではないものの、自然の一員として丁寧に描かれている点は、本シリーズならではの魅力である。