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きつねにつままれた/うじたまい きつねにつままれた/うじたまい

日本のシンガーソングライター・うじたまいによる楽曲である。2022年4月20日にデジタルシングルとしてリリースされた。作詞・作曲はいずれもうじたまい自身が担当している。 恋愛によって相手に振り回され、自分でも分かっていながら抜け出せない女性の心情を、「きつねにつままれる」「化かされる」といった狐にまつわる表現になぞらえた楽曲である。狐そのものを主人公にした作品ではなく、人を化かす狐のイメージを恋愛の比喩として用いている点が特徴である。

基本情報

タイトル:きつねにつままれた
アーティスト:うじたまい
作詞:うじたまい
作曲:うじたまい
リリース日:2022年4月20日
形態:デジタルシングル
ジャンル:J-Pop
レーベル:PONY CANYON
収録曲数:1曲
楽曲時間:約3分

同日にミュージックビデオも公開されている。

楽曲について

「きつねにつままれた」は、恋愛相手に翻弄されながらも、自分は簡単に騙されるような人間ではないと思いたい女性の姿を描いた楽曲である。

主人公は相手に惹かれながら、自分が都合よく扱われていることにも薄々気付いている。それでも相手への思いを断ち切ることができず、自分の状況を「きつねにつままれた」「化かされている」と考えることで受け止めようとする。物語が進むにつれて、自分が相手に振り回されていたことを認めていく構成になっている。

恋に夢中になって判断力を失う状態を、昔から人を欺く存在として語られてきた狐になぞらえているところが本作の大きな特徴である。

また、「コン」という狐の鳴き声を思わせる音と、日本語の「来ん」を重ねた言葉遊びも取り入れられており、狐のモチーフが題名だけでなく楽曲の表現にも組み込まれている。

キツネとの関係

タイトルの「きつねにつままれた」は、日本で古くから使われている慣用的な表現「狐につままれる」に由来する。

「狐につままれる」とは、予想外の出来事に遭遇して何が起こったのか分からず、ぼう然とするような状態を表す言葉である。その背景には、狐が人間を化かす、不思議な幻を見せると考えられてきた日本の伝承がある。

本作では、この「狐に化かされる」というイメージを恋愛へ置き換えている。

主人公にとって恋愛相手は、自分を巧みに翻弄する「狐」のような存在である。そして主人公自身は、その狐に化かされている人間として描かれている。さらに物語の中では主人公をウサギにたとえ、狐に捕らえられる側として表現する場面もあり、捕食者である狐と獲物であるウサギという関係も恋愛の力関係へ重ねられている。

そのため、本作における狐は実際に登場する動物ではなく、「人を化かす」「相手を手玉に取る」「捕らえる」といった文化的な狐像を象徴する存在となっている。

タイトルに込められた狐のイメージ

日本の昔話や伝承に登場する狐は、人間へ姿を変えたり、幻を見せたりして人を化かす存在として数多く描かれてきた。

「きつねにつままれた」では、その伝統的な狐のイメージが現代の恋愛へと置き換えられている。恋愛相手の言動に振り回され、正常な判断ができなくなっている状態を「自分が馬鹿なのではなく、狐に化かされているだけ」と捉える発想が、楽曲全体の軸となっている。

さらに終盤では、それまで狐に化かされているだけだと考えていた主人公が、自分自身も相手に振り回されていたことを認識していく。狐というモチーフを使うことで、恋愛における「騙す側」と「騙される側」の関係をコミカルさと切なさの両方を含んだ形で描いた作品である。

うじたまいについて

うじたまいは、自身で作詞・作曲を手掛ける日本のシンガーソングライターである。

「きつねにつままれた」でも作詞・作曲の両方を担当しており、恋愛に振り回される心情を、日本語の慣用句や狐のイメージ、言葉遊びを取り入れながら表現している。

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