ぐらんぶるーふぁんたじー グランブルーファンタジー
Cygamesが企画・開発・運営するスマートフォン・ブラウザ向けRPGである。 プレイヤーは主人公となり、少女ルリアや相棒のビィをはじめとする仲間たちとともに、父親が待つとされる「星の島イスタルシア」を目指して空の世界を旅していく。 本作には非常に多くのキャラクターが登場するが、その中には狐を思わせる耳や尻尾を持つエルーン族のキャラクターや、九尾、狐火など、狐文化を強く意識した設定を持つ人物・存在が登場する。 特にユエル、ソシエ、コウ、ヨウ、九尾を中心とする一連の物語は、本作における狐要素の中でも重要である。
基本情報
タイトル:グランブルーファンタジー
略称:グラブル
ジャンル:RPG
サービス開始日:2014年3月10日
企画・開発・運営:Cygames
対応環境:スマートフォン、PCブラウザなど
プレイ人数:1人を基本とし、一部マルチバトルあり
Cygamesが長期間にわたって運営しているRPGで、小説、アニメ、キャラクターソング、対戦格闘ゲームなど、さまざまなメディア展開も行われている。
ゲーム概要
『グランブルーファンタジー』の舞台は、大小さまざまな島々が空に浮かぶ「空の世界」である。
主人公は故郷ザンクティンゼルで暮らしていたが、少女ルリアとの出会いをきっかけとして島を旅立つ。
その後は騎空艇で各地を巡り、多くの仲間と出会いながら冒険を続けていく。
ゲームでは仲間となったキャラクターを編成して敵と戦う。
キャラクターごとに属性、種族、武器、アビリティなどが異なり、ストーリーイベントや「フェイトエピソード」を通して各人物の背景や物語も描かれる。
狐に関係するキャラクターも、この多数の仲間の中に含まれている。
狐との関係
『グランブルーファンタジー』そのものが狐をテーマとしたゲームではない。
しかし、作中には狐を強く意識したキャラクターや物語が存在する。
特に重要なのが、
ユエル
ソシエ
コウ
ヨウ
九尾
などを中心とする物語である。
この一連の物語では、
九尾
狐火
王家
神器
舞
継承者
封印
などが重要な要素となっており、日本や東アジアの妖狐伝承を思わせる世界観が構築されている。
そのため、本作における狐要素は単純な「狐耳のキャラクターがいる」というだけに留まらない。
エルーン族
本作には「エルーン」と呼ばれる種族が存在する。
エルーン族の大きな特徴の一つが、頭部に動物のような耳を持つことである。
ただし、エルーン族全体を狐として扱うことは適切ではない。
エルーンにはさまざまな外見やモチーフの人物がおり、動物の耳を持つからといって全員が狐という設定ではない。
そのため狐Wikiでは、単にエルーン族であるという理由だけで狐キャラクターへ分類するのではなく、
狐を明確にモチーフとしている
狐火を使用する
九尾と関係している
狐の血統・伝承に深く関係している
など、狐との具体的な関係が確認できる人物を中心に扱うのが適切である。
ユエル
CV:植田佳奈
本作を代表する狐モチーフのキャラクターの一人。
種族はエルーンで、19歳。
明るく自由奔放な性格をしており、騎空団ではムードメーカー的な存在となっている。
遥か昔に自分たちの一族が仕えていた「失われた王家」を復興させるという使命を背負い、親友のソシエとともに旅を続けている。
外見
ユエルは人間の少女に近い姿をしているが、頭部には大きな動物耳を持つ。
衣装や戦闘演出にも和風の要素が強く取り入れられており、狐を思わせるキャラクターデザインとなっている。
また、ユエルと狐との関係を特に明確にしているのが「狐火」である。
狐火
ユエルは「狐火」と呼ばれる特殊な炎を操る。
双剣を使った舞うような戦闘と狐火を組み合わせて戦うことが特徴で、公式でも狐火を操る人物として紹介されている。
狐火は日本の狐伝承でもよく知られる怪異の一つであり、夜間に現れる正体不明の火を狐と結び付けて説明したものである。
ユエルの場合、狐を思わせる耳だけでなく、能力にも明確な狐モチーフが取り入れられている。
ソシエ
CV:白石涼子
ユエルの幼馴染であり、無二の親友。
ユエルと同様、失われた王家や九尾をめぐる物語に深く関係するエルーン族の少女である。
ユエルとソシエは、それぞれの一族へ伝えられてきた舞や神器、力を受け継ぐ「継承者」として重要な役割を持つ。
2017年には二人によるキャラクターソング『蒼紅華之舞』も発売されており、ユエルとソシエが一組のキャラクターとして強く結び付けられていることが分かる。
舞
ソシエを語るうえで重要なのが「舞」である。
ユエルとソシエの一族には、九尾に関係する古い伝承や役割が受け継がれており、その中には代々継承されてきた舞も含まれている。
後の物語では、九尾を封印する力を持つ継承者たちが襲われ、神器や舞、炎を奪われる事件も発生する。
そのため、ソシエは単に狐風の外見を持つキャラクターというだけでなく、九尾をめぐる歴史と直接結び付いた人物である。
ユエルとソシエ
ユエルとソシエは幼い頃から深い関係を持つ。
二人は失われた王家と自分たちの一族に残された使命を追う過程で、九尾をめぐる過去へ関わっていく。
この二人の物語を通して、
自分たちの一族は何者なのか
失われた王家とは何なのか
九尾とは何者なのか
一族へ伝えられてきた舞や神器にはどのような意味があるのか
といった謎が明らかになっていく。
狐Wikiという観点では、ユエルとソシエは個別に紹介するだけでなく、「九尾に関係する一族の継承者」としてまとめて理解することが重要である。
九尾
ユエルやソシエ、コウたちの物語に深く関係する存在。
名称の通り、九尾の狐をモチーフとした存在である。
九尾は過去に王家や一族の歴史へ大きな影響を与えており、その行動によって後世にまで影響する因縁が残されている。
特に重要なのが、九尾によって歴史そのものが歪められていたことである。
公式イベント「コウと空っぽ影法師」では、コウが「玖之王家と九尾が捏造した歴史」を正すために旅を続けていることが明かされている。
つまり九尾は単なる強大な妖怪や敵ではなく、複数の人物や一族の歴史に深く関係した存在である。
コウ
CV:小林裕介
九尾をめぐる物語において重要な役割を持つ少年。
失われた千年の王家の末裔であり、自らの血筋である玖之王家と九尾によって捏造された歴史を正すために旅を続けている。
コウはユエルやソシエとも深く関わり、九尾をめぐる一連の物語の中心人物の一人となっていく。
コウと九尾
コウの人生は九尾と非常に強く結び付いている。
九尾と王家が残した歴史や因縁を背負っており、自らの出自について知るためにも、その過去と向き合わなければならない。
イベント「コウと空っぽ影法師」では、九尾を封印する力を持った継承者が次々と襲撃される事件が発生する。
コウはユエルとソシエも標的になる可能性を考え、二人のもとへ向かう。
この物語によって、コウ、ユエル、ソシエという三者が九尾をめぐる共通の因縁によって結び付けられていることが分かる。
ヨウ
九尾に関係する物語に登場する少女。
コウと同様に九尾との因縁を持ち、後の物語では重要な人物として登場する。
ヨウは狐を強く思わせる外見を持っており、狐耳や複数の尾を思わせる特徴的なデザインが用いられている。
九尾をめぐる一連の物語では、単純な敵味方という関係だけでなく、九尾によって翻弄されてきた人物たちの感情や家族に近い関係も描かれる。
コウとヨウの関係も、その物語を構成する重要な要素の一つである。
玖之王家
九尾をめぐる物語に登場する王家。
かつて存在していた「失われた王家」と、ユエルやソシエたちの一族の歴史に関係している。
コウはこの玖之王家の末裔にあたる。
しかし、その歴史には九尾によって作られた偽りが含まれており、コウは自らの血筋と過去を知ったうえで歴史を正そうとしている。
狐との関係を理解するうえでは、九尾単独の設定だけでなく、この王家との関係まで把握することが重要である。
継承者
九尾を封印するための力を受け継いできた者たち。
ユエルやソシエも、この継承に関わる人物である。
継承されているものには、
神器
舞
炎
などが存在する。
イベント「コウと空っぽ影法師」では、その継承者たちが次々と襲撃され、代々受け継がれてきた神器、舞、炎が奪われる事件が起きる。
そのため九尾との戦いは、単に強い敵を倒すだけの物語ではない。
何世代にもわたって受け継がれてきた一族の役割や伝統が大きく関係している。
狐火と舞
本作の狐関連ストーリーでは、「狐火」と「舞」が象徴的な要素となっている。
狐火はユエルの能力として明確に登場し、舞はユエルやソシエの一族から受け継がれてきたものとして描かれる。
さらに神器や炎とともに、九尾を封印するための継承へ関係している。
このため、
狐
九尾
狐火
舞
神器
封印
という、日本の妖狐・伝奇作品を思わせるモチーフが一つの物語へまとめられている。
「コウと空っぽ影法師」
2019年10月28日から開催されたストーリーイベント。
九尾をめぐる物語の中でも特に重要なエピソードの一つである。
失われた王家の末裔であるコウは、玖之王家と九尾が作り上げた偽りの歴史を正すため、長い旅を続けていた。
しかしその旅が終わろうとした頃、九尾を封印する力を持つ継承者が次々と襲われる事件が発生する。
襲撃者は、継承者たちが代々受け継いできた神器、舞、炎を奪っていた。
ユエルとソシエも継承者であることから、コウは二人の身を案じて彼女たちのもとへ向かう。
このイベントでは、コウを中心として九尾、王家、ユエル、ソシエらの関係が深く描かれる。
狐のモチーフ
『グランブルーファンタジー』の狐関連キャラクターには、日本の妖狐伝承を連想させる要素が多く見られる。
代表的なものとして、
九尾の狐
狐火
狐耳
複数の尾
和風の衣装
舞
神器
王家
封印
などが挙げられる。
一方で、これらは日本の特定の伝承をそのまま再現したものではない。
『グランブルーファンタジー』独自の「空の世界」に合わせて再構成されたファンタジー設定として描かれている。
特に九尾は、日本や中国などで知られる九尾狐という妖狐モチーフを取り入れながら、失われた王家や継承者たちとの因縁を加えた独自の存在となっている。
狐との関係性
『グランブルーファンタジー』全体として見れば、狐は数多く存在するテーマの一つであり、ゲーム全体の中心ではない。
しかし、ユエルやソシエを起点として展開する一連のストーリーでは、狐が非常に重要なテーマとなる。
そこでは、
狐の姿を思わせる人物
狐火
九尾
一族の血筋
王家
封印
継承された舞や神器
などが複雑に結び付けられている。
特に九尾は過去の敵というだけではなく、コウたちの血筋や歴史そのものへ影響を与えた存在である。
そのため本作は、
「狐キャラクターが何人か登場するRPG」
というだけでなく、
「九尾を中心とした独自の妖狐伝承的ストーリーを持つRPG」
として狐との関係を見ることができる。
狐ゲームとしての分類
狐が主人公:非該当
狐がゲーム全体の主要テーマ:非該当
狐モチーフの主要キャラクター:該当
狐耳キャラクター:該当
妖狐・九尾:該当
狐火:該当
狐の伝承をモチーフとした物語:該当
狐に関係するイベントストーリー:該当
狐キャラクターを仲間として編成可能:該当
『グランブルーファンタジー』は狐を主題としたゲームではないものの、ユエル、ソシエ、コウ、ヨウ、九尾などを中心として、狐や妖狐を強く意識した独立性の高い物語が展開されている。
特に「九尾」「狐火」「舞」「神器」「王家」「継承者」といった要素を組み合わせたストーリーは、本作における代表的な狐関連エピソードとなっている。