いじめ、だめ、ぜったい イジメ、ダメ、ゼッタイ
日本のメタルダンスユニット・BABYMETALによる楽曲である。2013年1月9日にメジャーデビューシングルとして発売された。通常盤のほか、初回生産限定盤「I盤」「D盤」「Z盤」が制作されている。通常盤には表題曲のほか「Catch me if you can」などが収録された。 タイトルの通り「いじめ」をテーマとし、いじめに立ち向かう強いメッセージを、スピード感のあるメタルサウンドとともに表現した楽曲である。 キツネそのものを主題とした楽曲ではないものの、BABYMETALは「キツネ様(FOX GOD)」を中心とした独自の世界観を持つアーティストであり、本作にもBABYMETALを象徴するキツネのモチーフとのつながりが見られる。
基本情報
タイトル:イジメ、ダメ、ゼッタイ
アーティスト:BABYMETAL
発売日:2013年1月9日
形態:シングル
通常盤規格番号:TFCC-89407
初回生産限定盤:I盤、D盤、Z盤
収録アルバム:BABYMETAL
通常盤には以下の楽曲が収録されている。
- イジメ、ダメ、ゼッタイ
- Catch me if you can
- イジメ、ダメ、ゼッタイ(Air Vocal ver.)
- Catch me if you can(Air Vocal ver.)
TOY'S FACTORYの公式ディスコグラフィーでは2013年1月9日発売とされており、初回生産限定「I盤」には「イジメ、ダメ、ゼッタイ」のミュージックビデオとメイキング映像を収録したDVDが付属する。
後に2014年発売の1stアルバム『BABYMETAL』にも収録され、2020年の10周年ベストアルバム『10 BABYMETAL YEARS』にも選ばれている。
楽曲について
「イジメ、ダメ、ゼッタイ」は、いじめに対する拒絶と、それに負けず立ち向かう意志を題材とした楽曲であり、歌詞にキツネが登場する。
BABYMETALらしい激しいメタルサウンドを基調としながら、覚えやすいメロディーと明確なメッセージを組み合わせている。タイトルそのものが楽曲の主張になっており、「いじめはダメ」という非常に直接的なテーマをメタルという力強い音楽によって表現している。
ライブでも長く演奏されてきたBABYMETAL初期の代表曲であり、日本武道館をはじめとするライブ映像作品にも収録されている。
キツネとの関係
「イジメ、ダメ、ゼッタイ」は、動物としてのキツネを物語の主人公とした楽曲とは性質が異なる。
本作とキツネとの大きな接点は、アーティストであるBABYMETALそのものにある。
BABYMETALの世界観では「キツネ様(FOX GOD)」が重要な存在として扱われている。メンバーが物事の答えについて「Only The FOX GOD Knows」と表現するなど、狐はBABYMETALの活動を象徴するモチーフとして長年使用されてきた。
さらにBABYMETALでは、一般的なメタルのハンドサインと似た形を狐に見立てた「キツネサイン」が定着している。ライブでは観客も含めてこのサインを掲げる光景がBABYMETALを象徴するものとなっている。
「イジメ、ダメ、ゼッタイ」は、そのBABYMETALがメジャーデビューを果たした重要な楽曲である。そのため、曲のテーマ自体はキツネではないものの、「キツネ様」を中心とするBABYMETALの世界観を形作った初期の代表作品として、キツネ文化との接点を持つ楽曲といえる。
BABYMETALとキツネ
BABYMETALを「ふぉくすなっ♪」で扱ううえでは、楽曲単位だけでなくアーティスト全体とキツネの関係も重要である。
BABYMETALでは狐が単なるロゴや一時的な演出ではなく、グループの物語やライブ演出、ハンドサインなどに広く組み込まれている。「キツネ様」はBABYMETALの活動を語る際にたびたび登場する存在であり、海外メディアでも「FOX GOD」として紹介されている。
したがって「イジメ、ダメ、ゼッタイ」は「キツネを歌った曲」というより、「キツネを重要な象徴とするアーティスト・BABYMETALの代表曲」という位置付けで、キツネ関連楽曲として扱うのが適している。
同じBABYMETALでも「メギツネ」のように楽曲そのものへ狐が強く組み込まれている作品とは、キツネとの関係性の強さを分けて考えると分かりやすい。