とうけんらんぶ おんらいん 刀剣乱舞ONLINE
日本刀を擬人化した「刀剣男士」を集めて育成し、歴史を守るために戦う育成シミュレーションゲームである。 プレイヤーは「審神者」となり、過去へ干渉して歴史改変を目論む敵に対抗するため、刀剣男士たちを編成して各時代へ出陣する。 狐との関係では、 小狐丸 鳴狐 白山吉光 が特に重要である。 ただし、この三振はいずれも「狐そのものの妖怪」ではない。刀剣を基に生まれた刀剣男士であり、狐との関係はそれぞれ、 小狐丸 →刀の伝承そのものに狐・稲荷明神が関係する 鳴狐 →「お供の狐」という実際の狐のような存在を連れている 白山吉光 →「お供の白い狐」を連れている という異なる形で表現されている。
基本情報
タイトル:刀剣乱舞ONLINE
略称:とうらぶ
ジャンル:刀剣育成シミュレーション
原作:DMM GAMES/NITRO PLUS
対応機種:PCブラウザ、スマートフォン
本作では、
短刀
脇差
打刀
太刀
大太刀
槍
薙刀
剣
など、さまざまな日本刀・刀剣が人の姿を持つ「刀剣男士」となって登場する。
狐関連では、刀剣そのものの由来・名称・伝承や、刀剣男士が連れている動物として狐が取り入れられている。
小狐丸
読み:こぎつねまる
CV:近藤隆
刀種:太刀
刀派:三条
『刀剣乱舞ONLINE』を代表する狐関連刀剣男士の一振り。
公式キャラクター一覧にも「小狐丸」として収録されている。
小狐丸の元となった刀は、平安時代の刀工・三条宗近が作ったと伝えられる太刀である。
そして小狐丸という刀の伝承には、
稲荷明神
狐
刀鍛冶
が密接に関係している。
能『小鍛冶』
小狐丸の狐要素を理解するうえで重要なのが、能『小鍛冶』である。
小狐丸の公式紹介では、
「能の『小鍛冶』に登場し、稲荷明神の援助によって作られたと伝わる」
と説明されている。
『小鍛冶』では、刀工・三条宗近が勅命を受けて刀を鍛えることになる。
しかし日本刀を鍛えるには、刀工とともに槌を打つ「相槌」が必要となる。
その宗近を助けるために現れた存在が、稲荷明神と関係する狐である。
狐が宗近の相槌を務めることで刀が完成したという伝承から、「小狐丸」という名前につながっている。
相槌を打った狐
ゲーム内の小狐丸自身も、この伝承について言及する。
刀帳説明では、自身が「小狐丸」と呼ばれる理由について、相槌を打ったのが狐であったことに由来すると語る。
つまり小狐丸は、
狐をモチーフにして適当に名付けられた刀剣男士
ではなく、
「狐が刀鍛冶を助けた」という刀そのものの伝承
を背景に持つ。
狐文化という視点では、『刀剣乱舞』の中でも特に重要な刀剣男士である。
小狐丸という名前
「小狐丸」という名称には「狐」が直接含まれている。
一方で、小狐丸本人は体格が小さいわけではない。
公式紹介でも、
「名は小狐だが、まったく小さくない」
と説明されている。
ゲーム内でも本人が、
「小狐」とは体格の小ささを意味しているのではなく、刀を鍛えた狐に由来する
という趣旨を語っている。
小狐丸の外見
小狐丸は人間の男性に近い姿をしており、実際の狐そのものではない。
刀剣男士は刀剣から生まれた付喪神的存在であり、小狐丸も狐獣人や妖狐という設定ではない。
ただし、キャラクターデザインには狐を連想させる要素が取り入れられている。
公式紹介では、
「とっても美しい毛艶の持ち主」
とも表現されており、髪や装いを含め、狐伝承を背景に持つ刀剣男士らしい意匠が与えられている。
稲荷明神
小狐丸の伝承に登場する重要な存在。
稲荷信仰では狐が稲荷神の神使として広く知られている。
能『小鍛冶』でも、稲荷明神の助けによって刀が完成したとされている。
そのため小狐丸には、
小狐
稲荷明神
狐
刀鍛冶
という、日本の狐文化と深く結び付いた背景が存在する。
ただし、
小狐丸自身が稲荷神の使い
小狐丸自身が狐
という意味ではない。
あくまで刀の由来となった伝承に狐と稲荷明神が関わっている。
鳴狐
読み:なきぎつね
CV:浅沼晋太郎
刀種:打刀
刀派:粟田口
身長:164cm
鎌倉時代の刀工・粟田口国吉作の打刀を基にした刀剣男士。
公式プロフィールでは、
「お供の狐を連れている」
と明確に説明されている。
狐との関係では、小狐丸とは全く異なる方向性を持つ。
お供の狐
鳴狐の最大の狐要素が「お供の狐」である。
鳴狐本人の肩付近には、小型の狐のような存在が常に寄り添っている。
公式プロフィールでも、
「お供の狐を連れており、好き以外の感情表現のほとんどをこの狐が行う」
と説明される。
つまり、この狐は単なる背景動物ではない。
鳴狐の代わりに会話したり感情を表現したりする、キャラクター性の非常に強い存在である。
鳴狐本人と狐
鳴狐本人は比較的寡黙な人物である。
その代わり、お供の狐が非常によく喋る。
お供の狐が鳴狐の気持ちを代弁するため、
鳴狐
+
お供の狐
で一つの会話キャラクターのような構造になっている。
公式でも、鳴狐本人はその様子を見た周囲が驚くことを密かに楽しんでいると紹介されている。
鳴狐という名前
「鳴狐」という名称そのものにも「狐」が含まれている。
ただし、小狐丸のように能の狐伝承を由来とした名前ではなく、元となった実在刀剣の号が「鳴狐」である。
『刀剣乱舞』では、その刀名をキャラクター名として使用している。
そのうえでキャラクター化する際に、「お供の狐」という存在を実際に登場させることで、刀名に含まれる狐を視覚的・人物的に表現している。
お供の狐は鳴狐本人ではない
狐Wikiでは、この区別が重要である。
鳴狐本人
→刀剣男士。狐ではない。
お供の狐
→鳴狐と行動する狐型の存在。
である。
したがって、
「鳴狐は妖狐である」
という分類は適切ではない。
正確には、
「狐を名に持ち、お供の狐を連れた刀剣男士」
となる。
白山吉光
読み:はくさんよしみつ
CV:下野紘
刀種:剣
刀派:粟田口
身長:154cm
『刀剣乱舞ONLINE』に登場する刀剣男士。
鎌倉時代の刀工・粟田口吉光作の剣を基にしている。
狐との関係では、鳴狐と同じく「お供の狐」を連れていることが公式プロフィールで明記されている。
お供の白い狐
白山吉光が連れているのは、
「白い狐」
である。
公式プロフィールでは、
「お供の白い狐を連れている」
と明確に記載されている。
そのため狐との関係は確実である。
鳴狐のお供が会話や感情表現を担当するのに対し、白山吉光のお供の狐は、彼の神秘的な雰囲気や「白山」という名称、神との関係を強く印象付ける存在となっている。
白狐
白い狐は日本では「白狐」と呼ばれ、稲荷信仰や神聖な狐のイメージと結び付けられることが多い。
白山吉光の場合も、白い狐を連れているため、日本の神使としての白狐を連想させる。
ただし、公式プロフィールでは、
「お供の白い狐」
とされているだけであり、
稲荷神の使い
神使としての白狐
と明記されているわけではない。
そのため、
「白狐を連れている刀剣男士」
までを確定情報とするのが適切である。
白山吉光と神
白山吉光は刀種が「剣」であり、公式プロフィールでは、
「剣はより神の系譜となり、白山吉光は治癒の力を持つ」
と説明されている。
そこへ白い狐が組み合わされることで、
神
治癒
白い狐
という神聖なイメージを持つキャラクターとなっている。
小狐丸・鳴狐・白山吉光の違い
三振はいずれも狐と関係するが、関係性は大きく異なる。
小狐丸
→刀そのものの成立伝承に狐と稲荷明神が登場する。
鳴狐
→刀名に狐が含まれ、キャラクターも「お供の狐」を連れている。
白山吉光
→「お供の白い狐」を連れている。
つまり、
伝承としての狐
実際に同行する狐
白狐
という異なる狐表現が同じゲームに存在している。
刀剣男士は狐ではない
『刀剣乱舞ONLINE』では、狐関連刀剣男士を「狐獣人」「妖狐」として分類しないことが重要である。
小狐丸
鳴狐
白山吉光
はいずれも、
狐が人間になった存在
ではなく、
刀剣から生み出された刀剣男士
である。
狐耳や九尾などを持つ妖狐キャラクターとは性質が異なる。
こんのすけ
『刀剣乱舞』シリーズで狐を語る際には、「こんのすけ」も非常に重要な存在である。
こんのすけは、審神者や刀剣男士を案内・支援する狐型のキャラクターとしてシリーズ各所に登場する。
外見は黄色い小狐を思わせる姿で、『刀剣乱舞』という作品そのものを象徴するマスコットの一つとなっている。
ゲーム内では案内役として登場し、イベントや各種メディア展開でも広く使用されている。
そのため狐との関係という意味では、
狐関連刀剣男士
だけでなく、
作品を代表する狐型マスコット
が存在することも本作の大きな特徴である。
狐と刀剣
『刀剣乱舞』における狐は、単なるケモミミキャラクターとして使われているわけではない。
特に小狐丸では、日本刀そのものにまつわる伝説が重要となる。
刀鍛冶
稲荷明神
狐
相槌
日本刀
という歴史・芸能・信仰が重なった狐文化が、そのまま刀剣男士の背景へ反映されている。
一方で鳴狐や白山吉光では、狐を実際の「お供」としてキャラクターのそばへ配置している。
狐との関係性
『刀剣乱舞ONLINE』そのものは狐を主題としたゲームではない。
作品の中心となるのは、
日本刀
刀剣男士
歴史
審神者
歴史改変との戦い
である。
しかし、狐との関係は比較的深い。
小狐丸
→稲荷明神と狐が刀の成立伝承に関係する。
鳴狐
→お供の狐を連れている。
白山吉光
→お供の白い狐を連れている。
こんのすけ
→狐型の案内・マスコットキャラクター。
という複数の形で狐が作品へ登場する。
特に小狐丸では、能『小鍛冶』や稲荷明神という日本の狐文化そのものがキャラクターの背景に組み込まれている。
シリーズ
『刀剣乱舞』はゲームから始まり、アニメ、舞台、ミュージカル、映画など幅広く展開している。
刀剣乱舞ONLINE
シリーズの原作となるゲーム。
小狐丸、鳴狐、白山吉光など狐に関係する刀剣男士が登場する。
刀剣乱舞-花丸-
刀剣男士たちの本丸での日常を描くアニメシリーズ。
鳴狐も登場し、お供の狐との独特なやり取りが描かれる。公式キャラクター紹介でも、お供の狐が鳴狐の感情表現を担うことが説明されている。
刀剣乱舞 廻
舞台『刀剣乱舞』を原案とするアニメ作品。
小狐丸や鳴狐も登場する。
アニメ公式サイトでも、小狐丸は稲荷明神の援助によって作られたと伝わる刀、鳴狐はお供の狐を連れた刀剣男士として紹介されている。
ミュージカル『刀剣乱舞』
小狐丸などが登場する舞台作品。
公式キャラクター紹介でも、小狐丸と能『小鍛冶』、稲荷明神との関係が説明されている。
主な狐関連キャラクター
小狐丸
→CV:近藤隆。三条宗近作と伝わる太刀。能『小鍛冶』に登場し、稲荷明神の助けと狐の相槌によって作られたという伝承を持つ。
鳴狐
→CV:浅沼晋太郎。粟田口国吉作の打刀。お供の狐を連れ、その狐が鳴狐の感情表現の多くを代弁する。
お供の狐
→鳴狐と行動する狐型の存在。非常によく喋り、寡黙な鳴狐を補佐する。
白山吉光
→CV:下野紘。粟田口吉光作の剣。公式に「お供の白い狐を連れている」と明記されている。
お供の白い狐
→白山吉光と行動する白狐。
こんのすけ
→ゲーム内外で審神者を案内する狐型マスコット。
まとめ
『刀剣乱舞ONLINE』では、狐そのものを擬人化するのではなく、日本刀にまつわる伝承や刀名、刀剣男士のお供として狐が取り入れられている。
小狐丸は、稲荷明神と狐が刀鍛冶を助けた能『小鍛冶』の伝承を背景に持つ。
鳴狐はお供の狐を連れ、その狐が本人に代わって多くの感情を表現する。
白山吉光はお供の白い狐を連れており、神の系譜や治癒能力を持つ刀剣男士として神秘的な狐のイメージを伴っている。
さらに作品を代表する狐型マスコット「こんのすけ」も存在し、「刀剣」「稲荷」「白狐」「お供の狐」といった複数の異なる狐文化を楽しめる作品となっている。