しこのうたげ 紫狐の宴
鹿児島県のさつま無双株式会社が製造する本格芋焼酎である。 九州限定流通の「白狐の宴」から派生した限定商品で、紫芋を使用していることが最大の特徴である。紫芋由来の上品な甘みとフルーティーな香りを生かし、華やかさとコクを兼ね備えた飲みやすい芋焼酎として仕上げられている。
製造元:さつま無双株式会社
生産地:鹿児島県
種類:本格芋焼酎
原材料:さつまいも(鹿児島県産)、米こうじ(国産米)
アルコール度数:25度
容量:1800ml
流通:九州限定・数量限定商品
狐との関わり
本商品の狐との関わりは、「紫狐の宴」という商品名と、さつま無双が展開する狐シリーズにある。
確認できるシリーズには、
・白狐の宴
・紫狐の宴
・紅狐の宴
・黒狐の宴
・金狐の宴
などがあり、色の異なる狐を冠した芋焼酎が複数展開されている。
紫狐の宴はその中でも「紫」を担当する商品で、実際の酒造りにも紫芋が使用されている。販売店でも、白狐・紫狐・黒狐の飲み比べセットについて「紫狐の宴=紫芋使用」と明記されている。
そのため、
紫狐
↓
紫芋
↓
紫芋を使った芋焼酎
という分かりやすい商品構成になっている。
ただし、「紫芋を使用しているため紫狐と名付けた」という命名理由をさつま無双自身が明言した公式資料までは確認できなかった。そのため、図鑑では両者の対応関係を事実として紹介しつつ、命名由来として断定しない方がよい。
白狐の宴から誕生
紫狐の宴は、九州限定焼酎「白狐の宴」の限定バリエーションとして登場した。
販売資料では、
「九州限定焼酎の『白狐の宴』に紫芋を使った限定品が新登場」
と紹介されている。
ベースとなる白狐の宴が持つ華やかな香りやコク、飲みやすさに、紫芋ならではの上品な甘みとフルーティーな香りを加えた商品となっている。
つまり紫狐の宴は、狐シリーズの中でも「紫芋の個性」を楽しむための一本といえる。
紫芋
紫狐の宴に使用される大きな特徴が、紫色の果肉を持つサツマイモである。
紫芋はアントシアニンを含むことで鮮やかな紫色を持ち、焼酎の原料として使用すると、一般的な黄金千貫などとは異なる華やかな香りや柔らかな甘みを持つ酒になりやすい。
さつま無双も別商品「極の黒 紫芋」で、鹿児島県産紫芋について、やわらかな香りとコクのある甘みを引き出す原料として紹介している。
紫狐の宴でも、紫芋由来の上品な甘みとフルーティーな香りが商品の特徴として挙げられている。
味わい
紫狐の宴は、華やかな香りとコクを持ちながら、比較的飲みやすいタイプの芋焼酎である。
販売資料では、白狐の宴が持つ、
・華やかな香り
・独特のコク
・飲みやすさ
・深い味わい
に加え、紫芋から生まれる、
・上品な甘み
・フルーティーな香り
が楽しめる酒として紹介されている。
芋焼酎らしい味わいを残しつつ、紫芋ならではの華やかさを加えた一本である。
狐シリーズ
さつま無双の狐シリーズでは、色だけでなく原料や製法にも違いが設けられている。
例えば、
白狐の宴
シリーズの基本となる芋焼酎。
紫狐の宴
紫芋を使用した限定品。
黒狐の宴
黒麹を特徴とする商品として流通している。
金狐の宴
フレンチオーク樽貯蔵酒をブレンドした商品。
というように、それぞれ異なる個性を持つ。
白狐・紫狐・黒狐をまとめた九州限定の飲み比べセットも販売されており、販売店では「スタンダードな白狐」「紫芋使用の紫狐」など、それぞれの違いを明確に紹介している。
狐を共通モチーフにしながら、芋や麹などの違いを楽しめるシリーズなのである。
九州限定・数量限定
紫狐の宴は、九州限定で流通する商品である。
さらに販売情報では「数量限定商品」と明記されており、白狐の宴のような通常商品とは異なる限定バリエーションとして扱われている。
そのため、常に全国で安定して販売されている商品ではない。
狐関連酒を収集する場合には、地域限定・数量限定という点にも注意したい。
「紫狐」という名前
「紫狐」という名称から、紫色の毛を持つ狐や妖狐などを連想することもできる。
しかし、紫狐の宴について、特定の狐伝承や妖狐をモチーフとしているという公式説明は確認できない。
一方で、本商品には実際に紫芋が使用されているため、「紫」という商品名と原料の特徴が対応していることは確認できる。
そのため「ふぉくすなっ♪」では、
「紫芋を使用した、紫狐の名を持つ狐シリーズの芋焼酎」
と紹介するのが最も安全である。
豆知識
「紫狐の宴」の読み方は「むらさきぎつねのうたげ」ではなく、販売情報では「しこのうたげ」とされている。
同じシリーズでも、
白狐の宴=びゃっこのうたげ
紫狐の宴=しこのうたげ
黒狐の宴=こっこのうたげ
のように、狐の前に付く漢字を音読みした独特の読み方が使われている。
また、白狐・紫狐・黒狐の3種類をまとめた飲み比べセットも存在するため、狐というテーマだけでなく、芋や麹による味の違いを比較できる点もシリーズの面白さである。
関連項目
- さつま無双
- 白狐の宴
- 黒狐の宴
- 紅狐の宴
- 金狐の宴
- 紫芋
- 芋焼酎
- 鹿児島県
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