せっしょうせき 殺生石
栃木県那須町にある著名な史跡である。伝説では、討伐された妖狐・玉藻前が姿を変えた石とされ、日本を代表する狐伝説の舞台として知られている。
殺生石は、栃木県那須郡那須町の那須温泉郷にある火山岩である。
平安時代の伝説では、絶世の美女・玉藻前の正体は九尾の狐であり、陰陽師によって正体を見破られた後、那須野で討伐されたとされる。その亡骸が石となったものが殺生石であるという。
この石は毒気を放ち、近づく鳥や獣が命を落としたと伝えられ、「殺生石」という名が付けられた。
現在では観光名所として整備され、多くの人が訪れるほか、玉藻前伝説を語り継ぐ重要な文化遺産となっている。
また、2022年殺生石が自然に割れたことが大きな話題となった。
火山活動や風化による自然現象と考えられているが、「九尾の狐が封印から解き放たれたのではないか」といった話題でも注目を集め、改めて玉藻前伝説への関心が高まった。