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ちぇらすおーろ・だぶるっつぉ ら・ゔぉるぺ/でぃゔぇるしたす チェラスオーロ・ダブルッツォ ラ・ヴォルペ/ディヴェルシタス

La Volpe Cerasuolo d'Abruzzoは、イタリア中部・アブルッツォ州のワインブランド「ディヴェルシタス(Diversitas)」が手掛ける辛口ロゼワインである。 アブルッツォを代表する黒ブドウ品種モンテプルチャーノを100%使用し、DOCチェラスオーロ・ダブルッツォとして造られている。輝きのある淡いルビーレッドの色調を持ち、ラズベリー、ブラックベリー、チェリーなど赤系果実を思わせる香りと、心地よい酸味が特徴である。

生産者・ブランド:ディヴェルシタス
生産国:イタリア
地域:アブルッツォ州
格付:DOC チェラスオーロ・ダブルッツォ
種類:ロゼワイン・辛口
ブドウ品種:モンテプルチャーノ100%
熟成:ステンレスタンク

狐との関わり

商品名の「La Volpe(ラ・ヴォルペ)」は、イタリア語で「キツネ」を意味する。

ディヴェルシタスでは、アブルッツォ地方の豊かな生物多様性をワインの世界観として表現しており、商品ラインナップにも動物の名前が付けられている。

公式サイトでは、

・La Farfalla(蝶)
・La Lepre(野ウサギ)
・L'Orso(熊)
・La Volpe(狐)
・Il Polpo(タコ)
・Il Lupo(狼)
・La Tartaruga(亀)

といった動物を冠したワインが展開されている。

「ラ・ヴォルペ」はその中でキツネを担当するワインであり、単にラベルへ狐を描いただけの商品ではなく、名称そのものが「狐」である。

ディヴェルシタスと生物多様性

「Diversitas」は、ラテン語で「多様性」を意味する言葉につながる名称であり、ブランドではアブルッツォの豊かな自然環境と生物多様性を重要なテーマとしている。

ディヴェルシタスが拠点とするアブルッツォ州は、アドリア海とアペニン山脈に挟まれ、海岸部から標高2,900mを超える山岳地帯まで非常に変化に富んだ自然環境を持つ。

公式サイトでは、同地域にマルシカヒグマ、アペニンオオカミ、シャモア、イヌワシなど多様な野生動物が暮らしていることを紹介し、「Stewards of Biodiversity(生物多様性の守り手)」をブランドコンセプトとして掲げている。

ラ・ヴォルペの狐も、こうしたアブルッツォの野生動物を象徴する存在の一つとして採用されている。

アブルッツォのキツネ

アブルッツォ州には実際にアカギツネが生息している。

地域の自然情報でも、キツネはアブルッツォの肉食性哺乳類の一種として紹介されており、赤褐色の毛並みやふさふさした尾を特徴とする野生動物として、地域の生態系を構成している。

また、キツネは小動物などを捕食することで生態系のバランス維持にも関わっている。

そのため「ラ・ヴォルペ」は、架空の狐キャラクターではなく、ワインの産地であるアブルッツォに実際に暮らす野生動物を題材とした商品と考えることができる。

チェラスオーロ・ダブルッツォとは

チェラスオーロ・ダブルッツォ(Cerasuolo d'Abruzzo)は、アブルッツォ州でモンテプルチャーノ種を主体に造られるロゼワインである。

「Cerasuolo」はイタリア語の「ciliegia(チェリー)」に関係する言葉で、一般的な淡いロゼよりも濃いチェリーレッドの色調を持つことが特徴である。

ラ・ヴォルペも淡いルビーレッドの外観を持つロゼとして造られており、モンテプルチャーノ100%が使用されている。

ワインの特徴

ラ・ヴォルペはステンレスタンクで熟成される辛口のロゼワインである。

香りには、

・ラズベリー
・ブラックベリー
・チェリー
・その他の赤系果実

などが感じられ、複雑な果実味と爽やかな酸が調和したスタイルとして紹介されている。余韻が長く、飲みやすさにも優れたワインである。

春先のアペリティフとして楽しむほか、軽いサラダや白身肉のマリネなどとの組み合わせが推奨されている。

ディヴェルシタスの歩み

ディヴェルシタスを手掛ける家族は、アブルッツォ州ロレート・アプルティーノを拠点としている。

2001年、アントネッラとロドリゴがこの地で最初のトレッビアーノとモンテプルチャーノの畑を植え、ワイン造りを本格的に開始した。

現在ではブドウ畑とオリーブ畑を合わせて約45ヘクタールを所有し、ワインは70か国以上へ輸出されている。

ワイン造りだけでなく、再生可能エネルギーの使用、軽量瓶の採用、ワイナリー廃棄物のリサイクル、農薬使用の抑制など、生物多様性を守る取り組みも行っている。

ラ・ヴォルペの狐

日本の正規輸入元による商品紹介では、ラ・ヴォルペについて、キツネ科には複数の種が存在し、その中に世界で非常に広く分布するアカギツネが含まれていることが説明されている。

これは、ブランドが単に動物の名前を装飾的に使用しているのではなく、それぞれの生き物そのものにも注目していることを示している。

「アブルッツォの生物多様性を表現するワイン」というブランドコンセプトの中で、キツネが一つの主役として選ばれている点が、この商品の最大の狐要素である。

豆知識

「Volpe」はイタリア語でキツネを意味するため、「La Volpe」は直訳すると「そのキツネ」「キツネ」となる。

これまで紹介してきた「コーダ・ディ・ヴォルペ(Coda di Volpe)」にも同じ「Volpe」という単語が使われている。

ただし両者の狐との関係は異なる。

コーダ・ディ・ヴォルペは、ブドウの房の形が「狐の尾」に似ていることから付けられた品種名である。一方、ディヴェルシタスのラ・ヴォルペは、アブルッツォの生物多様性を象徴する野生動物としてキツネそのものを商品名とラベルのテーマに採用したワインである。

狐の名前、狐を題材としたラベル、産地に実際に生息するキツネ、そして生物多様性というブランドテーマまで結び付いているため、「ふぉくすなっ♪」で扱う狐関連ワインの中でも特に関係性の強い一本である。

関連項目

  • ディヴェルシタス
  • アブルッツォ
  • アカギツネ
  • モンテプルチャーノ
  • チェラスオーロ・ダブルッツォ
  • コーダ・ディ・ヴォルペ
  • イタリアワイン

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