しのびしょうぎ 忍尾将棋

2人用の対戦型ボードゲーム

概要

SUSABI GAMES(旧:あーきっと.ゲームズ)が制作した対戦型ボードゲームである。

2019年のゲームマーケット春で発売され、その後「新装版」や拡張セット『光芒一閃』『奇策妙計』、さらに豪華版『神機縦横』が発売された。

本作は将棋をベースとしているが、最大の特徴は駒を裏向き(伏せた状態)で動かせる「不完全情報ゲーム」であることにある。

相手の駒の正体が分からないまま対局を進めるため、通常の将棋とは異なり、記憶力や推理力、ブラフを駆使した心理戦が展開される。

「忍者同士の知略戦」をテーマとしており、シンプルなルールながら奥深い読み合いが楽しめる作品として高い評価を受けている。

販売元

・SUSABI GAMES

(発売当初:あーきっと.ゲームズ)

制作者

ゲームデザイン

・SUSABI GAMES

イラスト

・SUSABI GAMES制作チーム

発売年

2019年

新装版:2020年

豪華版「神機縦横」:2021年

プレイ人数

2人

プレイ時間目安

約15~30分

ゲームストーリー

二つの忍びの里では、若き姫たちが忍術の修行として式神を操る戦略勝負を行っていた。

互いに召喚した式神は、刀・手裏剣・苦無・鎖鎌・鉤爪など、多彩な武器を操る忍たちである。

しかし、本物の忍者らしく、その姿を簡単には見せない。

式神は姿を隠しながら盤上を移動し、敵の動きを探り、時には陽動や奇襲を仕掛ける。

最後に相手の「姫」を討ち取った者が勝者となり、より優れた忍術の使い手として認められる。

遊び方

ゲームは将棋に似た盤面で行われる。

各プレイヤーは「姫」を中心とした複数の式神を操作する。

最大の特徴は、多くの駒を裏向きの「伏」の状態で配置・移動できることである。

相手は、

・どの駒なのか

・どの方向へ攻撃できるのか

・どんな能力を持っているのか

を知ることができない。

攻撃や特定の条件を満たした際に駒を表向きへ公開し、本来の能力が明らかになる。

登場する駒には、

・刀

・手

・苦

・鎌

・爪

・双

・姫

などがあり、それぞれ移動方法や攻撃範囲が異なる。

特に「双」は隣接すると能力が強化される特殊能力を持つなど、将棋にはない独自の要素も盛り込まれている。

勝利条件は相手の「姫」を討ち取ることであり、通常の将棋の王将に相当する存在となっている。

相手の伏せ駒の正体を読みながら攻め込むか、安全策を取るかという判断が常に求められ、将棋とブラフゲームを融合させたような駆け引きを楽しめる。

キツネとの関係性

本作には動物のキツネや妖狐は登場しない。

しかし、「忍尾将棋」というタイトルには、「忍び(しのび)」と「尾(しっぽ)」が組み合わされており、忍者の世界観へキツネを思わせる要素が取り入れられている。

また、忍者とキツネには共通点も多い。

日本の伝承ではキツネは、

・姿を変える

・人を化かす

・正体を隠す

・知略を巡らせる

存在として描かれる。

一方、本作でも駒を裏向きにして正体を隠し、相手を惑わせながら戦うことが最大の特徴となっている。

つまり、「相手を欺く」「正体を隠す」というゲームシステムそのものが、化け狐のイメージとも重なる。

さらに、忍者文化と妖狐伝承は日本の創作作品でもたびたび組み合わせられる題材であり、本作も和風ファンタジーを好む人にとって親しみやすい世界観となっている。

販売サイト

参考リンク

https://gamemarket.jp/booth/3111

https://booth.pm/ja/search/%E5%BF%8D%E5%B0%BE%E5%B0%86%E6%A3%8B