なつめりょうらん はいすぺのうきんようこのれんあいきたん なつめ繚乱 -ハイスペ脳筋妖狐の恋愛奇譚-
妖狐のVTuber「紙代なつめ」本人が主演・主役を務めるビジュアルノベルゲームである。 サイバーステップのノベルゲームブランド「Rabbitfoot」から2024年10月10日に発売された。対応プラットフォームはNintendo Switch、Windows PCのほか、PlayStation 4、PlayStation 5、iOS、Androidにも展開されている。 主人公であるプレイヤーと、半妖の妖狐剣士「紙代なつめ」は幼馴染であり、同時に妖怪退治を行う退魔師のパートナーでもある。街の平和を守るためにパトロールを行うはずが、なつめに連れられて商店街や遊園地、プール、カードショップなどを巡ることになり、二人の日常と妖怪退治を中心とした物語が展開する。
基本情報
タイトル:なつめ繚乱 -ハイスペ脳筋妖狐の恋愛奇譚-
ジャンル:ビジュアルノベル
発売日:2024年10月10日
開発・発売:サイバーステップ株式会社
ブランド:Rabbitfoot
対応機種:Nintendo Switch、Windows PC、PlayStation 4、PlayStation 5、iOS、Android
プレイ人数:1人
主演・主役:紙代なつめ
イラストレーター:やすゆき
Steamでは2024年10月9日と表示されているが、サイバーステップの公式発表では発売日は2024年10月10日とされているため、本記事では公式発表の日付を記載する。
ゲーム概要
本作は文章を読み進めながら物語を楽しむビジュアルノベルである。
プレイヤーのパートナーとなるのは、妖狐であり退魔師でもある紙代なつめ。
二人には街を妖怪から守るという重要な役目があるが、なつめは街のパトロールを口実にしてプレイヤーをさまざまな場所へ連れ回していく。
商店街、遊園地、公園、プール、カードショップなどを訪れ、なつめとの日常を過ごしながら妖怪退治の責務もこなしていく。
物語は恋愛的な要素だけでなく、妖怪との戦いや退魔師としての活動も含んでいる。
公式では、なつめについて「ハイスペ脳筋」「ときどき妖艶」「天真爛漫」と表現されており、明るい日常と妖怪退治を組み合わせた内容となっている。
ASMR
『なつめ繚乱』の大きな特徴の一つがASMRである。
ゲームは全編フルボイスで制作され、一部の場面についてはASMRとして音声が収録されている。
紙代なつめは実際のVTuber活動でもASMR配信を行っており、その特徴がゲームにも取り入れられている。通常のビジュアルノベルとして会話や物語を楽しむだけでなく、なつめとの距離の近いコミュニケーションを音声によって表現する作品となっている。
紙代なつめ
CV:紙代なつめ
本作のメインヒロインであり、作品を代表する狐キャラクター。
実在するVTuber「紙代なつめ」本人が、自身をモチーフとしたキャラクターとして主演している。
ゲーム内では「ハイスペ脳筋妖狐剣士」とされ、人間社会に溶け込んで生活する半妖の妖狐である。
妖怪を討伐する退魔師として活動しており、主人公とは仕事上のパートナーであると同時に幼馴染でもある。主人公のことを強く好いており、普段から積極的にアプローチしている。
妖狐
紙代なつめは、単に狐耳の装飾を身に着けた人間ではなく、作中で明確に「妖狐」と設定されている。
さらに公式のキャラクター紹介では「人間社会に溶け込み暮らす半妖のハイスペ脳筋妖狐剣士」と説明されている。
そのため狐キャラクターとしては、
妖狐
半妖
人型の狐キャラクター
狐耳を持つキャラクター
狐の尻尾を持つキャラクター
といった特徴を持つ。
日本の創作作品で広く描かれる、人の姿をとった妖狐をモチーフとするキャラクターである。
外見
紙代なつめは人間の女性を基本とした姿をしている。
頭部には大きな狐耳を持ち、狐の尻尾も備えている。
和風の要素を取り入れた衣装や剣士としての装いを持ち、「妖狐」と「剣士」という二つの特徴を組み合わせたデザインとなっている。
人間社会で暮らしていることから、動物としての狐そのものではなく、人型の妖狐として描かれている。
妖狐剣士
紙代なつめのもう一つの特徴が「剣士」であることである。
なつめは妖怪を倒す退魔師として活動しており、剣を使用して妖怪と戦う。
しかし、戦い方には彼女独自の特徴がある。
公式のキャラクター紹介によれば、なつめは自身の妖力を筋力強化へ全振りしている。
その結果、ほとんどすべての妖怪を一撃で倒してしまうほどの力を持っている。
タイトルにある「ハイスペ脳筋妖狐」という言葉は、この能力と性格を表したものである。
一般的な妖狐の創作では、
幻術
変化
妖術
狐火
などを用いて戦う姿が描かれることも多いが、本作のなつめは妖力を直接筋力へ変換するという非常に力押しの戦闘スタイルを持つ。
妖狐でありながら肉体強化を中心として戦う点が、なつめの特徴となっている。
退魔師
主人公となつめはともに「退魔師」として活動している。
二人の仕事は、街に現れる妖怪を退治し、平和を守ることである。
そのためプレイヤーとなつめの関係は、単なる幼馴染や恋愛相手だけではない。
幼馴染
退魔師仲間
妖怪退治のパートナー
という複数の関係を持っている。
物語では二人が街のパトロールを行い、その途中で妖怪に関係する出来事へ遭遇していく。
主人公との関係
紙代なつめと主人公は幼馴染である。
公式では「腐れ縁の幼馴染」と表現されており、ゲーム開始時点ですでに長い付き合いがある。
主人公となつめは退魔師として行動をともにしているが、なつめは主人公のことが大好きであり、日々積極的にアプローチを続けている。
そのため本作は、
「妖狐と初めて出会う物語」
ではなく、
「すでに長い関係を持つ妖狐の幼馴染と日常を過ごす物語」
となっている。
なつめはパトロールを名目として主人公をさまざまな場所へ連れ出すため、妖怪退治だけでなく二人で過ごす時間そのものも物語の大きな要素となる。
パトロール
主人公となつめは街の平和を守る退魔師であるため、街をパトロールしている。
しかし、なつめにとってパトロールは主人公と出掛けるための口実にもなっている。
作中では、
商店街
遊園地
公園
プール
カードショップ
など、さまざまな場所を訪れる。
こうした場所での日常的な交流と妖怪退治が組み合わされ、本作の物語が進んでいく。
VTuber「紙代なつめ」とゲーム
本作は、オリジナルの妖狐キャラクターを新しく作ったゲームではなく、実際に活動するVTuber「紙代なつめ」を主演・主役として制作されている点に特徴がある。
紙代なつめ本人がキャラクターの声を担当し、ゲーム内でも「紙代なつめ」という名前で登場する。
本作を展開するRabbitfootは、VTuberやゲーム配信者など、インターネット上で活動する人物本人をキャラクターとして登場させるノベルゲームを制作するブランドである。
そのため本作の妖狐キャラクターは、
VTuberとしての紙代なつめ
ゲーム内キャラクターとしての紙代なつめ
という二つの側面を持っている。
ゲームではVTuber活動そのものを再現するのではなく、退魔師として妖怪と戦う妖狐剣士という設定の物語が描かれる。
狐との関係性
『なつめ繚乱 -ハイスペ脳筋妖狐の恋愛奇譚-』と狐との関係は非常に強い。
タイトルの「妖狐」が示す通り、メインヒロインである紙代なつめ自身が妖狐である。
さらに、
妖狐であること
妖力を持っていること
妖怪と戦うこと
退魔師であること
主人公との日常
恋愛要素
などが一つのキャラクター設定として結び付いている。
特になつめは「半妖の妖狐」と明確に設定されているため、狐耳や尻尾をデザインとして取り入れただけのキャラクターではない。
また、彼女の持つ妖力も設定だけのものではなく、筋力強化に使用され、妖怪を圧倒する力として描かれている。
そのため本作は、
「狐キャラクターが一部に登場するゲーム」
ではなく、
「妖狐そのものをヒロインとして、妖狐との関係や妖怪退治を描いたゲーム」
と位置付けることができる。
シリーズ
2026年8月時点で、『なつめ繚乱 -ハイスペ脳筋妖狐の恋愛奇譚-』の直接的な続編は確認できない。
RabbitfootからはVTuberや配信者を主演とした別のノベルゲームも展開されているが、それらは『なつめ繚乱』の続編ではない。
そのため、本作は単独作品として扱うのが適切である。