けものふれんず けものフレンズ

動物を擬人化したキャラクター「フレンズ」たちが登場するメディアミックス作品である。 ゲーム、アニメ、漫画、舞台などさまざまな媒体で展開されており、ゲーム作品としては2015年にネクソンから配信されたスマートフォン向けRPG『けものフレンズ』をはじめ、『けものフレンズぱびりおん』『けものフレンズFESTIVAL』『けものフレンズ3』など複数の作品が存在する。 作品の舞台となる「ジャパリパーク」には、世界各地の動物をモチーフとしたフレンズが暮らしている。 狐に関係するフレンズも多く、キタキツネ、ギンギツネ、フェネック、ホッキョクギツネ、オオミミギツネ、チベットスナギツネ、キットギツネ、アカギツネなど、実在するさまざまな狐・狐類をモチーフとしたキャラクターが登場する。2026年に開催された『けものフレンズ3』の公式イベントでも、キットギツネ、シマハイイロギツネ、チベットスナギツネ、ホッキョクギツネ、アカギツネ、キタキツネ、ギンギツネが登場している。

基本情報

タイトル:けものフレンズ
ジャンル:動物擬人化/RPGなど
プロジェクト:けものフレンズプロジェクト
キャラクターコンセプトデザイン:吉崎観音

ゲーム第1作『けものフレンズ』は、ネクソンからスマートフォン向けの「新感覚動物園RPG」として2015年にサービスを開始した。

ネクソンによるサービス開始時の紹介でも、ジャパリパークに集まったさまざまな動物たちが女の子の姿となって登場する作品として説明されている。

ゲーム概要

『けものフレンズ』シリーズの大きな特徴は、実在する動物をモチーフとした「フレンズ」が登場することである。

フレンズには、

哺乳類
鳥類
爬虫類
両生類
魚類

など、さまざまな生物をモチーフとしたキャラクターが存在する。

狐もその一つである。

動物としての特徴を残しながら人間の少女に近い姿へ擬人化されており、元となった動物によって、

耳
尻尾
毛色
衣装
性格
生態に由来する行動

などに違いが見られる。

そのため『けものフレンズ』に登場する狐は、単一の「狐キャラクター」ではなく、実在する狐の種類ごとに異なるフレンズとして表現されている。

フレンズ

『けものフレンズ』において、動物が人間の少女のような姿になった存在を「フレンズ」と呼ぶ。

狐のフレンズも基本的には、

人型の身体
狐耳
狐の尻尾

という外見を持っている。

ただし、人間に狐耳を付けただけという位置付けではない。

それぞれ実在する動物を元にしており、キャラクター名にも原則として元動物の名称がそのまま使用される。

例えば、

キタキツネ
ホッキョクギツネ
フェネック

というフレンズは、それぞれ同名の実在動物をモチーフとしている。

そのため、本作では狐を「妖狐」や「狐耳キャラクター」という創作上の存在だけではなく、実在動物を擬人化したキャラクターとして楽しむことができる。

キタキツネ

『けものフレンズ』を代表する狐のフレンズの一人。

モチーフは、北海道などに生息するアカギツネの亜種「キタキツネ」である。

シリーズ初期から登場しており、2015年のゲーム第1作では事前登録時に用意された「事前登録選抜フレンズ」の一人にも選ばれていた。

ネクソンの公式紹介でも、

「哺乳綱ネコ目イヌ科キツネ属アカギツネ亜種」

のキタキツネをモデルとしたフレンズとして紹介されている。

さらに、事前登録時に実施された人気投票では1位を獲得し、2015年3月にはキタキツネを中心としたイベントも開催された。

外見

キタキツネは人間の少女を基本とした姿をしている。

頭部には大きな狐耳を持ち、腰には豊かな狐の尻尾がある。

毛色を思わせる茶色・橙色系の配色が取り入れられており、実在するキタキツネの特徴を人型キャラクターとして表現している。

『けものフレンズ3』にも登場し、2019年12月には公式からキタキツネのフレンズ紹介PVが公開された。

ギンギツネ

銀色から黒色系の毛並みを持つ「ギンギツネ」をモチーフとしたフレンズ。

ギンギツネは独立した狐の種ではなく、アカギツネに見られる毛色の変異である。

『けものフレンズ』では、この特徴的な毛色を反映したキャラクターデザインとなっている。

キタキツネと一緒に描かれる機会も多く、狐のフレンズの中でも代表的なキャラクターの一人である。

『けものフレンズ3 プラネットツアーズ』でも、キタキツネとギンギツネの両方がフレンズカードとして登場している。

フェネック

北アフリカの砂漠地域などに生息するフェネックをモチーフとしたフレンズ。

フェネックの最大の特徴である非常に大きな耳が、キャラクターデザインにも強く反映されている。

シリーズではアライグマと行動をともにすることが多く、アニメを含めた『けものフレンズ』全体でも知名度の高いキャラクターである。

サーバル、アライグマとともに「どうぶつビスケッツ」のメンバーとしても展開されている。

フェネックは「狐」という名前を直接持たないが、イヌ科の狐類にあたる動物であるため、狐のフレンズとして扱うことができる。

ホッキョクギツネ

北極圏に生息するホッキョクギツネをモチーフとしたフレンズ。

実在するホッキョクギツネは寒冷地へ適応した狐で、季節によって毛色が変化する個体もいる。

『けものフレンズ3』では2021年12月に実装され、公式から紹介PVも公開されている。

CVは小森結梨。

キャラクターデザインも白を基調としており、寒冷地に暮らすホッキョクギツネのイメージが取り入れられている。

オオミミギツネ

アフリカに生息するオオミミギツネをモチーフとしたフレンズ。

名前の通り非常に大きな耳を持つ動物であり、キャラクターデザインにもその特徴が反映されている。

『けものフレンズ3』では2021年5月26日に新フレンズとして登場した。

同時期には公式フレンズ紹介PVも公開されている。

オオミミギツネは、一般的なキツネ属とは系統的に異なるイヌ科の動物であるが、日本語名に「ギツネ」を持ち、外見も狐を強く思わせる動物として知られている。

チベットスナギツネ

チベット高原などに生息するチベットスナギツネをモチーフとしたフレンズ。

実在するチベットスナギツネは、四角く見える独特の顔つきで知られている狐である。

『けものフレンズ3』にも登場しており、2026年の公式POP UP SHOPでは狐系フレンズの一人として、キットギツネ、シマハイイロギツネ、ホッキョクギツネとともに展示対象となった。

キットギツネ

北アメリカに生息するキットギツネをモチーフとしたフレンズ。

小型の狐で、大きな耳を持つことが特徴である。

『けものフレンズ3』にフレンズとして登場し、公式からフレンズ紹介PVも公開されている。

2026年の『けものフレンズ3』POP UP SHOPでも、狐系フレンズの一人として描き下ろし・展示対象になっている。

シマハイイロギツネ

北アメリカ・カリフォルニア沖のチャネル諸島に生息するシマハイイロギツネをモチーフとしたフレンズ。

英語では「Island Fox」と呼ばれる小型の狐である。

『けものフレンズ3』にも登場しており、2026年の公式イベントではキットギツネ、チベットスナギツネ、ホッキョクギツネなどと並んで狐系フレンズとして展開されている。

アカギツネ

世界的に広い分布を持つアカギツネをモチーフとしたフレンズ。

キタキツネやギンギツネとも生物学的な関係が深い狐である。

『けものフレンズ3』では独立したフレンズ「アカギツネ」として登場する。

2026年の公式POP UP SHOPでも、

アカギツネ
キタキツネ
ギンギツネ

という、アカギツネに関係の深い3人が同じ期間のスタンディパネルとして展示された。

狐の種類とフレンズ

『けものフレンズ』の狐要素で特に特徴的なのは、一種類の狐だけが登場するのではないことである。

確認できる代表的な狐・狐類のフレンズには、

キタキツネ
ギンギツネ
アカギツネ
ホッキョクギツネ
フェネック
オオミミギツネ
チベットスナギツネ
キットギツネ
シマハイイロギツネ

などがいる。

このため作品を通して、

寒冷地の狐
砂漠の狐
北米の狐
アジアの狐
毛色の異なる狐

など、世界各地のさまざまな狐を擬人化した姿を見ることができる。

特定の妖狐伝承を元にしたキャラクター群ではなく、実在する狐の多様性そのものがキャラクターへ反映されていることが、『けものフレンズ』における狐表現の大きな特徴である。

狐の生態とキャラクター

『けものフレンズ』では、元動物の特徴がフレンズのデザインや性格へ取り入れられることがある。

狐系フレンズについても、

大きな耳
豊かな尻尾
毛色
生息環境
寒さや暑さへの適応

など、元となった狐の特徴を連想させる要素が見られる。

ただし、本作は動物の生態を完全に再現するシミュレーション作品ではない。

実在動物の特徴を下敷きにしながら、人間の少女に近い姿や性格を与えたキャラクター作品である。

そのため、実際の狐の生態とフレンズの言動は分けて考える必要がある。

妖狐ではない狐

『けものフレンズ』に登場するキタキツネやホッキョクギツネなどは、基本的に日本伝承の妖狐をモチーフとした存在ではない。

九尾の狐
狐火
人間への変化
稲荷信仰

などを中心としたキャラクターではなく、実在する動物を元に誕生したフレンズである。

そのため本作では、

「狐=妖怪」

ではなく、

「狐=動物」

という視点から擬人化されている。

狐の創作作品の中でも、実在する狐の種・亜種・毛色などの違いを多数のキャラクターとして表現している点が特徴である。

シリーズ

『けものフレンズ』には複数のゲーム作品が存在する。

けものフレンズ

2015年にネクソンから配信されたスマートフォン向けRPG。

シリーズ最初期のゲーム作品である。

舞台は「ジャパリパーク」。

プレイヤーはさまざまなフレンズとともにパークを冒険する。

サービス開始前からキタキツネが登場しており、事前登録時の人気投票では1位を獲得した。

2016年には完全無料化され、その後サービスを終了した。

けものフレンズぱびりおん

2018年にサービスを開始したゲーム。

ジャパリパークのさまざまな場所へ「あそびどうぐ」を置き、集まってくるフレンズを観察することを中心とした作品である。

戦闘中心のRPGではなく、フレンズたちの行動や組み合わせを楽しむ観察型のゲームとなっている。

狐系フレンズも登場し、キタキツネやギンギツネなどの姿を観察することができた。

けものフレンズFESTIVAL

2018年にサービスを開始したスマートフォン向けゲーム。

フレンズを引っ張って飛ばし、敵へぶつけながら戦うアクションゲームである。

多数のフレンズが登場し、狐系キャラクターも収録された。

けものフレンズ3

2019年9月24日にサービスを開始したRPG。

ジャパリパークでセルリアンが急増した事件を調査する「ジャパリパーク保安調査隊」、通称「探検隊」の物語が描かれる。

ゲームでは複数のフレンズを編成して戦闘を行い、メインストーリーやイベントストーリーを進めていく。

狐関連フレンズも非常に多く、

キタキツネ
ギンギツネ
フェネック
ホッキョクギツネ
オオミミギツネ
チベットスナギツネ
キットギツネ
シマハイイロギツネ
アカギツネ

などが登場している。

2026年現在も展開が続いており、狐の種類という点ではシリーズの中でも特に豊富なゲーム作品となっている。

けものフレンズ3 プラネットツアーズ

『けものフレンズ3』と同時期に展開されたアーケードカードゲーム。

ジャンルは「フレンズたちが“ちからくらべ”するカードゲーム」。

プレイによってフレンズカードなどを入手することができた。

キタキツネ、ギンギツネ、フェネックなどもカードとして登場している。

狐との関係性

『けものフレンズ』と狐との関係は非常に強い。

ただし、作品そのものが狐だけを題材としているわけではない。

ジャパリパークには世界各地のあらゆる動物をモチーフとしたフレンズが存在し、狐はその中の一つのグループである。

一方で狐系フレンズの数は多く、

アカギツネの亜種
アカギツネの毛色変異
北極圏の狐
砂漠の狐
北米の狐
アジアの狐

など、さまざまな種類がキャラクター化されている。

また、キタキツネのようにシリーズ初期から高い人気を持つキャラクターや、フェネックのようにアニメ・音楽などゲーム以外の展開でも重要な役割を持つフレンズも存在する。

そのため『けものフレンズ』は、

「狐を主役としたゲーム」

ではないものの、

「世界各地の実在する狐を多数のキャラクターとして見ることのできるシリーズ」

として、狐との関係が非常に深い作品である。

狐ゲームとしての分類

狐が主人公:非該当
狐がシリーズ全体の主要テーマ:非該当
実在の狐をモチーフとしたキャラクター:多数該当
キタキツネ:該当
アカギツネ:該当
ギンギツネ:該当
ホッキョクギツネ:該当
フェネック:該当
オオミミギツネ:該当
チベットスナギツネ:該当
キットギツネ:該当
シマハイイロギツネ:該当
狐耳:該当
狐の尻尾:該当
動物の擬人化:該当
妖狐:主要な狐表現としては非該当
狐の生態・特徴をモチーフにした設定:該当
狐キャラクターを仲間として使用可能:該当

『けものフレンズ』では、キタキツネをはじめとして、世界各地に生息するさまざまな狐・狐類が「フレンズ」として擬人化されている。

特定の妖狐や伝説上の狐ではなく、実在する狐そのものの多様性をキャラクターへ落とし込んでいることが、本シリーズにおける最大の狐要素である。

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