きつねのばけぎしゃ 狐の化汽車
日本各地に伝わる怪異・妖怪の一つである。
狐の化汽車は、日本各地に伝わる怪異・妖怪の一つである。夜道に現れる不思議な行列や灯火を、狐が人々を惑わすために見せた幻とする伝承である。
狐の化汽車とは、夜間に見える奇妙な灯火の列や行列を、狐の妖術による幻とした民間伝承である。
「化汽車」の「汽車」は現在の鉄道ではなく、「火車(かしゃ)」や怪異の行列を意味する古い表現に由来すると考えられている。地域によっては、大勢の人が行列を作って歩いているように見えたり、提灯の列が山中を進んでいるように見えたりすると伝えられている。
こうした現象は狐火や狐の嫁入りの伝承と結び付くことが多く、人々は狐が幻術で旅人を惑わせていると考えた。
現在では自然現象や目の錯覚によるものと考えられているが、日本各地の怪異譚として語り継がれている。